アメシストは紫水晶とも呼ばれており、ギリシア語のamethustosが由来です。
これはギリシャ神話の酒神バッカスが飼う虎に追われたアメシストという女官が、虎から逃れるために純白の石になりましたが、石になってしまった女官を気の毒に思ったバッカスが石に葡萄酒を注ぐと紫色の水晶に変わったと言われています。
このことから古来ではアメシストを身に付けていると、酔いを防ぐ効果がある宝石と信じられていました。
旧約聖書の出エジプト記に高僧の胸当てに飾られている12種類の宝石の1つとして登場するなど、欧州では歴史のある宝石です。
現在は2月生まれの誕生石として婚約指輪や結婚指輪に使われており、「愛の守護石」や「真実の愛を守りぬく石」という意味を持つため人気があります。